ある日、コタローがおしっこをしたあとのトイレトレーをいつものように拭きに行くと、ペットシーツの上にキラキラした砂のようなものがあることに気づきました。
コタロー自身はいつも通りです。
何度もトイレに行くわけでも、おしっこが出にくそうなわけでもありません。
血尿もなく、痛そうな様子もありませんでした。
それでも私が気になったのは、コタローには以前、シュウ酸カルシウムの尿路結石で手術をした経験があるからです。
「もしかして、また石?」
「前の石が砕けて出てきているのかな?」
いろいろ考えましたが、見た目だけでは分かりません。
結局、翌日に動物病院へ連れて行きました。
そして、この翌日というのが偶然にもコタローの7歳の誕生日でした。
病院では尿検査や超音波検査を受け、膀胱炎と診断。
獣医師からは、砂のように見えたものについて、腎臓に付着していた石が剥がれて落ちてきた可能性があるという説明も受けました。
この記事では、コタローのおしっこにキラキラした砂のようなものを見つけてから、動物病院を受診し、膀胱炎と診断されたときの経過を紹介します。
※この記事はコタローの実体験をまとめたものです。尿に砂や結晶のようなものが見える原因は犬によって異なります。見た目だけで結石や膀胱炎を判断せず、気になる変化がある場合は獣医師へ相談してください。
犬のおしっこに砂みたいなものが出たら何が考えられる?
犬がおしっこをしたあと、ペットシーツなどに砂やキラキラした粒のようなものが残っていたら、
「これって結石?」
と心配になる飼い主さんもいると思います。
特に尿路結石を経験したことがある犬なら、我が家のように再発を心配するかもしれません。
ただし、見た目だけでその正体を判断することはできません。
尿に結晶や結石が混じることがある
犬の尿には、尿中のミネラル成分などから結晶が生じることがあります。
結晶の種類や尿路結石ができる原因は一つではなく、犬によって状態も異なります。
コタローは以前、シュウ酸カルシウムの尿路結石で手術をしています。
その経験があったので、ペットシーツにキラキラしたものを見つけた瞬間、
「石が出てきた?」
と最初に考えました。
ただ、今回見つけた粒そのものを検査してもらったわけではありません。
そのため、写真に写っている粒だけを見て「これはシュウ酸カルシウム結石だった」と判断することはできません。
実際に何が起きているのか確認するためにも、動物病院で診てもらうことにしました。
膀胱炎など尿路のトラブルが隠れていることもある
犬のおしっこの変化には、膀胱炎など尿路のトラブルが関係している場合もあります。
膀胱炎では、頻尿や血尿、排尿時の違和感などがみられることがあります。
ただ、今回のコタローには、私が見て分かるような症状がほとんどありませんでした。
普通におしっこをして、ご飯も食べて、いつも通り過ごしていました。
それでも病院で検査を受けた結果、コタローは膀胱炎と診断されました。
今回の経験から、
「元気そうだから大丈夫」と見た目だけで判断するのは難しい
と改めて感じました。
見た目だけで砂の正体を判断するのは難しい
ペットシーツにキラキラしたものが残っていると、どうしても気になります。
私も、
「結石が砕けて出てきたのかな?」
と考えました。
しかし、写真や見た目だけでは、それが何なのかを正確に判断できません。
今回、砂のようなもの自体を病院へ持って行ったわけではなく、ペットシーツに残っていたときの写真を獣医師に見てもらいました。
犬のおしっこに普段とは違うものを見つけたら、可能であれば写真を残しておくと、受診したときに「どんな状態だったか」を説明しやすくなります。
コタローのおしっこにキラキラした砂を見つけたときの様子
今回の出来事は、2026年9月8日。
コタローが7歳になる前日のことでした。
何か症状があって注意深く観察していたわけではありません。
本当に、いつものトイレ掃除から始まりました。
6歳最後の日にトイレトレーを拭いていて気づいた
コタローがおしっこをしたあと、いつものようにトイレトレーを拭きに行きました。
そこでペットシーツを見ると、小さな砂のようなものがあります。
よく見ると、キラキラして見えました。

おしっこのあとに見つけたキラキラした砂のようなもの。写真では分かりにくいですが、肉眼では小さな粒がキラキラして見えました。
写真ではかなり分かりにくいのですが、実際に目で見たときは、
「何か粒がある」
と分かる状態でした。
最初に頭に浮かんだのは、やはり尿路結石です。
コタローは以前に尿路結石を経験しているため、
「もしかして石が少しずつ出てきている?」
と思いました。
血尿や頻尿はなく普段通りにおしっこしていた
今回ややこしかったのは、コタロー本人に分かりやすい異変がなかったことです。
血尿はありませんでした。
何度もトイレに行くような頻尿もありません。
おしっこが出にくそうに力んでいる様子もなく、痛がっているようにも見えませんでした。
本当に普段通りです。
もしトイレトレーを掃除するときにペットシーツを見ていなければ、私はこの時点では異変に気づかなかったと思います。
それくらいコタロー自身には変化がありませんでした。
尿路結石の経験があったので「また石?」と心配になった
コタローには、シュウ酸カルシウムの尿路結石で手術・入院した経験があります。
そのときは血尿から始まり、今回とは様子が違いました。
以前の尿路結石については、
「犬の尿路結石は突然だった|コタローが血尿から手術・入院するまでの記録」
で詳しく紹介しています。
今回、血尿はありません。
それでも尿路結石を経験しているだけに、ペットシーツのキラキラを見て放っておく気にはなれませんでした。
「何でもなければそれでいい」
と思い、翌日、動物病院へ行くことにしました。
7歳の誕生日に動物病院へ|尿検査で膀胱炎と診断
翌日の2026年9月9日は、コタローの7歳の誕生日でした。
本来なら「7歳おめでとう」の日です。
ところが今年は、まさかの誕生日に動物病院となりました。
病院では、前日に撮影しておいたペットシーツの写真も見てもらいました。
ペットシーツに残った砂の写真を獣医師に見せた
今回、砂のようなもの自体を採取して持って行ったわけではありません。
スマートフォンで撮っていた写真を獣医師に見せて、
「昨日、おしっこのあとにこんなキラキラしたものがありました」
と説明しました。
写真では小さくて分かりにくいものの、いつ、どのような状態で見つけたのかもあわせて伝えました。
今回の経験から、尿や便などに普段と違うものを見つけたときは、掃除してしまう前に写真を1枚残しておくのも役立つと感じました。
尿検査ではpHは正常だった
病院では尿検査を受けました。
そのとき、尿のpHは正常とのことでした。
コタローには尿路結石の既往歴があるため、私は尿の状態も気になっていました。
ただ、pHが正常だったからといって、
「じゃあ何も問題ない」
という結果ではありませんでした。
検査の結果、コタローは膀胱炎と診断されました。
尿pHは尿の状態を見る一つの項目ではありますが、pHだけで膀胱炎の有無を判断できるものではありません。
尿検査と超音波検査を受け膀胱炎と診断された
この日は尿検査に加えて、超音波検査も受けました。
実際の診療明細にも、
「尿検査」
「超音波検査(一部)」
「膀胱炎」
と記載されています。
獣医師からは、細菌感染による膀胱炎という説明を受けました。
コタロー自身はいつも通りだったので、
「膀胱炎だったの?」
というのが飼い主としての感覚でした。
血尿や頻尿のような分かりやすい症状がなくても、検査して初めて分かることがあるのだと感じました。
腎臓に付着していた石が剥がれてきた可能性を説明された
キラキラした砂のようなものについては、獣医師から、腎臓に付着していた石が剥がれて落ちてきたのではないかという説明を受けました。
コタローには尿路結石の既往があります。
そのため今回見つけたものについても、以前から腎臓にあった石との関連が考えられたようです。
ただし、今回ペットシーツで見つけた粒そのものを検査したわけではありません。
また、
「細菌感染が原因で石が剥がれた」
というところまで、この記事では断定しません。
私が病院で説明を受けて理解している範囲では、
膀胱炎が確認されたことと、
砂のようなものについて腎臓に付着していた石が剥がれた可能性を説明されたこと
この2つです。
病気の記事だからこそ、分からない部分を推測でつなげず、実際に説明を受けた範囲で記録しておこうと思います。
膀胱炎と診断されたコタローの治療とその後
検査を受けて膀胱炎と診断されたコタローには、抗生物質と痛み止めが処方されました。
本人はいつも通り元気そうにしていたので、飼い主から見ると「本当に膀胱炎なの?」と思うくらいでした。
それでも尿検査では細菌感染による膀胱炎と説明を受けています。
見た目の元気さだけでは分からないこともあるのだと感じました。
抗生物質と痛み止めを処方された
コタローには、細菌感染に対する抗生物質と痛み止めが処方されました。
ここでは薬の具体的な名前や量、飲ませる期間については紹介しません。
犬の状態や検査結果によって治療内容は異なるため、薬については獣医師の指示に従うことが大切です。
我が家でも、病院から指示された方法でコタローに飲ませました。
本人は元気でもご飯に入った薬は嫌だった
今回のコタローは、膀胱炎による痛みを飼い主が見て分かるような様子はありませんでした。
むしろ本人が一番嫌そうにしていたのは、ご飯と一緒に出てくる薬です。
いつものご飯なのに、
「なんか入ってる……」
という感じだったのでしょうか。
病院でも尻尾を振っていたくらい元気だったので、飼い主としては心配しながらも、
「そっちが嫌なのか」
と思ってしまいました。
ただ、元気に見えるからといって治療が必要ないわけではありません。
処方された薬については、獣医師の指示に従って飲ませました。
薬を飲み終えてからキラキラした砂は出ていない
その後、処方された薬を飲み終えました。
今のところ、最初に見つけたようなキラキラした砂のようなものは再び確認していません。
ただし、これはあくまでコタローのその後の経過です。
「抗生物質を飲んだから石が出なくなった」と因果関係を断定できるものではありません。
コタローには尿路結石の既往もあるため、これからもおしっこの様子やペットシーツを確認していこうと思っています。
尿路結石の経験があったから今回のおしっこの変化に気づけた
今回の膀胱炎では、血尿も頻尿もありませんでした。
コタロー自身も普段と変わらず生活しています。
それでもキラキラした砂を見つけて病院へ行こうと思ったのは、やはり過去の尿路結石の経験が大きかったです。
コタローはシュウ酸カルシウムの尿路結石を経験している
コタローは以前、シュウ酸カルシウムの尿路結石で手術・入院を経験しています。
そのときは血尿がきっかけでした。
今回とは症状の出方が違います。
だからこそ、
「前と同じ症状じゃないから大丈夫」
とは考えませんでした。
以前の尿路結石から手術・入院までの経過については、
「犬の尿路結石は突然だった|コタローが血尿から手術・入院するまでの記録」
で詳しくまとめています。
普段通りでもペットシーツを見ることが大切だと感じた
今回、一番印象に残ったのは、コタロー自身が本当に普段通りだったことです。
いつものようにおしっこをして、その後も普通に過ごしていました。
もしペットシーツを見ずにそのまま片付けていたら、キラキラしたものには気づかなかったかもしれません。
毎回細かくチェックしなければならないという意味ではありません。
ただ、トイレを片付けるときに、
「いつもと違う色じゃないかな」
「何か混じっていないかな」
と少し見るだけでも、変化に気づくきっかけになると感じました。
尿の色だけでなく粒やキラキラも見るようになった
以前に尿路結石を経験してから、血尿には気をつけていました。
でも今回のおしっこは、血が混じっていたわけではありません。
変化があったのは、おしっこのあとに残った小さなキラキラでした。
それ以来、尿の色だけでなく、ペットシーツやトイレトレーに普段と違うものが残っていないかも見るようになりました。
コタローは尿路結石の手術後、現在も療法食を続けています。
食事については、
「犬の尿路結石手術後のごはん|コタローがヒルズ u/d を続けている理由」
で紹介しています。
7歳の誕生日がまさかの通院日になったコタロー
今回の出来事には、もう一つ忘れられないことがあります。
病院へ行った2026年9月9日は、コタローの7歳の誕生日でした。
前日の6歳最後の日にキラキラを発見。
そして7歳になったその日に病院です。
「誕生日に病院か……」
と思いましたが、コタロー本人の反応は飼い主が想像していたものとは違いました。
誕生日なのに「かわいそうに〜」と心配してもらった
病院では、先生や看護師さんから、
「誕生日なのにかわいそうに〜」
と声をかけてもらいました。
確かに飼い主からすると、7歳の誕生日に尿検査や超音波検査というのは少しかわいそうです。
こちらは検査結果も心配なので、わりと真剣です。
ところが当の本人はというと……。
本人は構ってもらえていると思って尻尾フリフリ
コタローは先生や看護師さんに声をかけてもらうたび、尻尾をフリフリして喜んでいました。
たぶん本人としては、
「今日はみんながいっぱい構ってくれる!」
くらいに思っていたのかもしれません。
周りは「かわいそうに」と心配しているのに、本人はうれしそう。
飼い主としては心配な一日でしたが、いつも通りのコタローを見て少し笑ってしまいました。
7歳の誕生日としては、なかなか忘れられない一日になりました。

痛そうに見えなくても受診してよかった
コタローが痛そうにしていたら、迷わず病院へ行ったと思います。
でも今回は、
- 血尿なし
- 頻尿なし
- おしっこは普通に出る
- 痛そうな様子なし
- 普段通り元気
という状態でした。
唯一気になったのが、ペットシーツに残っていたキラキラした砂のようなものです。
結果的に尿検査などを受けて膀胱炎と診断されたので、我が家としては、
「元気そうだったけど病院へ行っておいてよかった」
と思っています。
犬のおしっこの砂や膀胱炎に関するよくある質問
今回のコタローの経験を踏まえながら、犬のおしっこに砂やキラキラしたものを見つけたときに気になりやすいことをまとめます。
犬のおしっこにキラキラしたものが混じるのは結石ですか?
キラキラしたものが見えたからといって、見た目だけで尿路結石と判断することはできません。
尿中の結晶などが関係している可能性もありますが、正確に判断するには尿検査などが必要になります。
コタローの場合は尿路結石の既往があり、獣医師からは腎臓に付着していた石が剥がれて落ちてきた可能性について説明を受けました。
ただし、ペットシーツで見つけた粒そのものを検査したわけではありません。
愛犬のおしっこに普段と違うものが見えたら、自己判断せず獣医師へ相談することをおすすめします。
犬の膀胱炎は血尿が出ないこともありますか?
膀胱炎では血尿がみられることがありますが、すべての犬に飼い主が気づける血尿が出るとは限りません。
コタローの場合、今回の膀胱炎では目で見て分かる血尿はありませんでした。
頻尿などもなく、普段通りにおしっこをしていました。
症状の現れ方は犬によって異なるため、血尿がないことだけで膀胱炎ではないと判断することはできません。
犬の尿pHが正常なら膀胱炎ではありませんか?
尿pHが正常だからといって、それだけで膀胱炎ではないとは判断できません。
コタローも今回の尿検査ではpHは正常でしたが、検査の結果、膀胱炎と診断されました。
尿検査ではpH以外にも複数の項目を確認します。
一つの数値だけを見て飼い主が判断するのではなく、検査結果全体を獣医師に確認することが大切です。
元気でもおしっこに砂のようなものがあれば病院へ行くべきですか?
砂のようなものの正体や犬の状態によって対応は異なるため、一概には言えません。
ただ、普段とは違うものがおしっこに混じっている場合や、それが繰り返す場合、尿路結石などの既往がある場合には、動物病院へ相談すると安心です。
コタローの場合は元気で排尿にも目立った変化がありませんでしたが、尿路結石の経験があったため受診しました。
結果として膀胱炎が分かったので、我が家では受診してよかったと思っています。
犬のおしっこに砂を見つけたら何を持って病院へ行けばいいですか?
まず、普段と違う尿や砂のようなものを見つけたら、写真を撮っておくと獣医師へ状況を伝えやすくなります。
コタローの場合も、ペットシーツに残った状態をスマートフォンで撮影し、その写真を病院で見てもらいました。
尿や砂のようなものを採取して持参した方がよいか、採尿する場合にどのような方法が適切かは状況によって異なります。
可能であれば受診前に動物病院へ連絡し、何を持参すればよいか確認するのが確実です。
まとめ|犬のおしっこに砂やキラキラを見つけたら普段通りでも確認しよう
コタローのおしっこにキラキラした砂のようなものを見つけたのは、7歳の誕生日の前日でした。
本人はいつも通り。
血尿も頻尿もなく、おしっこが出にくそうな様子もありません。
それでもコタローにはシュウ酸カルシウムの尿路結石を経験したことがあったため、
「また石かもしれない」
と心配になり、翌日の誕生日に動物病院へ行きました。
尿検査ではpHは正常でしたが、コタローは膀胱炎と診断されました。
また、キラキラした砂のようなものについては、腎臓に付着していた石が剥がれて落ちてきた可能性があるという説明を受けました。
抗生物質と痛み止めを処方してもらい、薬を飲み終えてからは、今のところ同じようなキラキラしたものは確認していません。
今回のことで改めて感じたのは、犬が元気そうに見えても、おしっこには変化が出ていることがあるということです。
コタローの場合、トイレトレーを掃除するときにペットシーツを見たことが受診のきっかけになりました。
愛犬のおしっこに砂のような粒やキラキラしたものなど、いつもと違う変化を見つけたら、写真を残しておくと診察時にも説明しやすくなります。
そして、見た目だけで「結石だろう」「大丈夫だろう」と決めつけず、気になる場合は動物病院へ相談してください。
7歳の誕生日に病院へ行くことになったコタロー。
先生や看護師さんには「かわいそうに〜」と心配されていましたが、本人はみんなに構ってもらえていると思ったのか、最後まで尻尾をフリフリしていました。
飼い主にとっては心配な7歳初日でしたが、コタローにとっては案外うれしい誕生日だったのかもしれません。



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