犬の歯石取りは麻酔なしでできる?メリット・デメリットを解説

犬のデンタルケア

「犬の歯石取りは麻酔なしでもできるの?」

愛犬の歯が黄色くなってくると、このように考える飼い主さんは多いと思います。

私もコタロー(2.6kgのヨークシャーテリア)の歯が少し黄色くなり始めたとき、「全身麻酔は心配だけど、麻酔なしで歯石だけ取れないのかな」と何度も調べました。

実際に調べてみると、麻酔なしの歯石取りにはメリットだけではなく、知っておきたいデメリットや注意点もあることが分かりました。

この記事では、

  • 犬の歯石取りは麻酔なしでできるのか
  • メリット・デメリット
  • 麻酔なし歯石取りが向いているケース
  • 我が家が最終的に選んだデンタルケア

について、実体験も交えながら分かりやすく紹介します。

「愛犬にできるだけ負担をかけたくない」と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

犬の歯石取りは麻酔なしでできる?

結論から言うと、犬の歯石取りを麻酔なしで行うことは可能な場合があります。

ただし、すべての犬におすすめできる方法ではありません。

一般的に動物病院で行われる歯石除去は、全身麻酔をかけて歯の表面だけではなく、歯周ポケットの中まできれいに掃除します。

一方、麻酔なしで行う歯石取りは、犬が動かないように保定しながら歯の表面についた歯石を取り除く方法です。

見た目はきれいになることがありますが、歯周病の原因になりやすい歯周ポケットまでは処置できません。

そのため、歯石の状態や犬の性格によっては、十分な効果が得られないこともあります。

病院で行うケース

一部の動物病院や専門施設では、麻酔なし歯石取りを行っています。

ただし、対応している病院は限られており、犬の性格や歯の状態によっては断られることもあります。

特に、

  • 強く抵抗する犬
  • 歯周病が進行している犬
  • 痛みがある犬

などは、安全面を考えて全身麻酔での処置をすすめられることが少なくありません。

自宅でできるケアとの違い

麻酔なし歯石取りと毎日のデンタルケアは、目的が少し異なります。

歯石取りは、すでについてしまった歯石を除去するための処置です。

一方で、歯磨きやデンタルジェルは歯石を付きにくくするための予防ケアです。

歯石は一度付いてしまうと家庭では落とせません。

だからこそ、毎日のケアを続けて歯石が付きにくい状態を保つことが大切だと感じています。


犬の歯石取りを麻酔なしで行うメリット

麻酔なし歯石取りには、メリットもあります。

ここでは代表的な3つを紹介します。

全身麻酔の負担がない

一番大きなメリットは、全身麻酔を使用しないことです。

高齢犬や持病のある犬では、麻酔に不安を感じる飼い主さんも多いでしょう。

麻酔なしであれば、そのような心配が少なく、比較的気軽に歯石除去を検討できます。

もちろん、健康な犬でも「できれば麻酔は避けたい」と考える方には安心材料の一つになります。

費用を抑えられる場合がある

全身麻酔を伴う歯石除去は、検査や麻酔管理が必要になるため費用が高くなる傾向があります。

一方、麻酔なし歯石取りは、それらの工程がないため比較的安く受けられることがあります。

ただし、料金は施設によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

見た目がきれいになる

歯の表面に付いた歯石が取れることで、見た目が改善するケースもあります。

歯が白くなると、「きれいになった」と実感しやすいでしょう。

ただし、見た目だけでは歯周病の改善とは言えません。

歯周ポケットの中に細菌が残っている場合もあるため、この点は理解しておく必要があります。

犬の歯石取りを麻酔なしで行うデメリット

麻酔なし歯石取りにはメリットがある一方で、知っておきたいデメリットもあります。

「麻酔を使わないから安心」と考えてしまいがちですが、それだけで判断するのはおすすめできません。

歯周ポケットの汚れまでは取り除けない

犬の歯周病は、歯の表面だけでなく歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に細菌が入り込むことで進行します。

麻酔なしでは犬が動いてしまう可能性があるため、歯周ポケットの奥まで器具を入れて掃除することは難しいとされています。

そのため、見た目はきれいになっても、歯周病の原因が残っているケースもあります。

犬にストレスがかかることもある

歯石取りは、犬にとって口の中を長時間触られる処置です。

おとなしくできる犬もいますが、歯磨きが苦手な犬や怖がりな犬の場合は、大きなストレスになることもあります。

無理に押さえつけて処置をすると、歯磨き自体がさらに嫌いになってしまう可能性も考えられます。

歯や歯ぐきを傷つけるリスクもある

犬が急に顔を動かしてしまうと、器具が歯ぐきや口の中に当たってしまうことがあります。

もちろん、経験豊富な施術者であれば十分注意して行われますが、動物相手である以上、リスクを完全になくすことはできません。

そのため、犬の性格や歯の状態を見ながら、どの方法が適しているかを獣医師と相談することが大切です。


コタローは麻酔なし歯石取りを選びませんでした

コタローも歯が少し黄色くなった頃、「麻酔なしで歯石だけ取れないかな」と考えたことがあります。

全身麻酔には少なからず不安がありましたし、できるだけ体に負担をかけたくないという気持ちもありました。

しかし、いろいろ調べていく中で、麻酔なし歯石取りにはメリットだけでなく限界もあることを知りました。

特に気になったのは、

  • 歯周ポケットまではきれいにできないこと
  • コタローは歯磨きがあまり得意ではないこと

です。

無理に処置をするよりも、今後歯石を増やさないよう毎日のケアを続けることの方が大切なのではないかと考えるようになりました。

もちろん、犬の年齢や健康状態によって最適な方法は異なります。

我が家の場合は、獣医師にも相談しながら、自宅でのデンタルケアを続けることを選びました。


歯石を付けないために我が家が続けていること

歯石は一度付いてしまうと、自宅で完全に取り除くことはできません。

だからこそ、**「歯石を付けないこと」**を目標に毎日のケアを続けています。

指ブラシで少しずつ歯磨きに慣れる

コタローは最初から歯ブラシが得意だったわけではありません。

普通の歯ブラシでは嫌がることも多かったため、現在は指ブラシを使って少しずつ歯磨きを続けています。

犬の指ブラシおすすめ3選|歯磨き嫌いな2.6kgヨーキーが続けられた商品を紹介


歯磨きを嫌がっても毎日続けることを意識

毎日完璧に磨くことは難しくても、「少しでも続けること」を大切にしています。

以前は歯ブラシを見るだけで逃げていましたが、無理をせず少しずつ慣らしてきました。

犬が歯磨きを嫌がる時はどうする?嫌いなままでも続けている我が家の工夫


デンタルジェルも併用

我が家では、指ブラシだけでなくデンタルジェルも取り入れています。

ジェルだけで歯石が取れるわけではありませんが、毎日のデンタルケアを続けるための一つの方法として使っています。

ドクターデンタルワンを実際に使ってみた口コミ|歯磨き嫌いな2.6kgヨーキーの変化をレビュー


犬の歯石取り(麻酔なし)に関するよくある質問

麻酔なしの歯石取りだけで歯周病は治りますか?

歯周病の進行具合によりますが、歯周ポケットの中まで処置できないため、麻酔なしの歯石取りだけでは十分な治療にならないことがあります。

詳しくは獣医師へ相談しましょう。


自宅で歯石は取れますか?

市販のスケーラーなどを使って自宅で歯石を取ろうとすると、歯や歯ぐきを傷付ける危険があります。

家庭では歯石を無理に取るのではなく、毎日の歯磨きを続けることが大切です。


高齢犬でも歯石取りはできますか?

高齢犬でも健康状態によっては処置できる場合があります。

ただし、全身麻酔のリスクなども考慮する必要があるため、必ず獣医師と相談して判断しましょう。


まとめ|歯石取りより毎日のケアを大切に

犬の歯石取りは、麻酔なしで行える場合もあります。

しかし、歯周ポケットまできれいに処置できないことや、犬への負担を考えると、すべての犬に向いている方法とは言えません。

コタローも歯が黄色くなったことをきっかけにいろいろ調べましたが、最終的には歯石を取ることより、歯石を付けない毎日のケアを続けることを選びました。

現在も指ブラシやデンタルジェルを使いながら、無理のない範囲でデンタルケアを続けています。

愛犬の歯石や口臭が気になっている方は、まずは毎日のケアを見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。

我が家で現在使っているデンタルジェルはこちら

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